【API】セキュリティ対策!! クロスオリジンリソース共有(CORS)とは何?!設定も観ていく
以前API機能を追加する際に考慮するべき事項を紹介しました
その中で紹介した「クロスオリジンリソース共有(CORS)」について詳細に説明していきたいと思います
では見ていきましょう!
クロスオリジンリソース共有(CORS)って?
クロスオリジンリソース共有(Cross-Origin Resource Sharing、CORS)は、Webブラウザによって実装されるセキュリティ機構の一つです
これは異なるオリジン(ドメイン、プロトコル、ポート番号)を持つWebページ間でリソース(データやファイル)を共有する際に適用される仕組みになります
同一オリジンポリシー (Same-Origin Policy) はセキュリティ上の理由からブラウザが異なるオリジン間で直接的なリソースのアクセスをブロックすることを定めています
しかし、モダンなWebアプリケーションでは異なるオリジンの間で情報を共有する必要がある場合があります
そのため、CORSは同一オリジンポリシーを柔軟に適用し、安全に異なるオリジン間の通信を許可する仕組みを提供します
具体的にどんな仕組み?
CORSはHTTPヘッダーを使用することで実現することができます
APIサーバーはリクエストに対して特定のHTTPヘッダーを含めることで、クライアント側にCORSポリシーを許可するよう指示します
クライアントのWebブラウザはそれに従い、リソース共有の許可や禁止を判断するのです
具体的には、APIサーバーはレスポンスヘッダーに以下のようなCORS関連の情報を追加することがあります
- Access-Control-Allow-Origin: クロスオリジンリクエストを許可するオリジンを指定します。例えば、Access-Control-Allow-Origin: https://example.comとすると、https://example.comからのリクエストを許可します。
- Access-Control-Allow-Methods: 許可されるHTTPメソッドを指定します(GET、POST、PUT、DELETEなど)。
- Access-Control-Allow-Headers: 許可されるHTTPヘッダーを指定します。
- Access-Control-Expose-Headers: クライアント側がアクセスできるようにするレスポンスヘッダーを指定します。
これらのヘッダーを適切に設定することで、ブラウザはAPIからのレスポンスを受け取り、JavaScriptなどのクライアントコードで正しく扱えるようになります
ただし、サーバー側の実装には注意が必要で、過剰なアクセスを制限したり、不正なリクエストを遮断するために適切なCORS設定を行う必要があります
ここまで「クロスオリジンリソース共有」についての紹介になります
いかがでしょうか?
セキュリティは非常に注目されていますね
現在、第四次産業革命に突入していると言われていますが、増えそうな仕事の一つがセキュリティ関連
セキュリティに関して知識を深めることで今後いろんな仕事を得ることができるに違いありません
セキュリティについて極めていくのもありですね!
ではっ
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