【Java】NullPointerException対策!絶対起こさせない!(笑)

Javaでよく発生して、発生させると恥ずかしい思いをするNullPointerException!(笑)

以下のライブラリ等を使用して対策していきましょう!


1. Javaの標準ライブラリとベストプラクティス

nullチェック

変数やオブジェクトを使用する前に、if文でnullでないことを確認します(よく見るね)

if (obj != null) {
    obj.doSomething();
}

Optionalクラス

Java 8から導入されたOptionalクラスを使用して、nullの可能性がある値をラップし、安全な操作を行います

Optional<String> optionalValue = Optional.ofNullable(possiblyNullValue);
optionalValue.ifPresent(value -> System.out.println(value));

2. Guavaライブラリ

GuavaライブラリはGoogleが提供するJavaライブラリで、便利なユーティリティやコレクションを提供します

Objects.requireNonNull

nullチェックを行うための便利なメソッドです
2番目の引数を指定すると、NullPointerException発生時のメッセージをカスタマイズできます

import com.google.common.base.Objects;

public void process(String str) {
    Objects.requireNonNull(str, "str must not be null");
    // strを安全に使用する処理
}

Optional.fromNullable

GuavaのOptionalクラスはJavaのOptionalよりも柔軟で、nullを扱いやすくします

import com.google.common.base.Optional;

Optional<String> optionalValue = Optional.fromNullable(possiblyNullValue);

3. Apache Commons ライブラリ

Apache Commonsライブラリは多くのユーティリティクラスを提供し、nullチェックや安全な操作を簡素化します

StringUtils.isBlank

文字列がnullまたは空白文字であるかを確認するメソッドです

import org.apache.commons.lang3.StringUtils;

if (StringUtils.isNotBlank(str)) {
    // strを安全に使用する処理
}

4. Lombokライブラリ

Lombokライブラリはコードの冗長性を減らし、ボイラープレートコードを自動生成します

@NonNull

メソッドの引数にアノテーションを付けることで、nullを受け入れないことを示します

import lombok.NonNull;

public void process(@NonNull String str) {
    // strを安全に使用する処理
}

5. エラーハンドリングとデフォルト値の利用

try-catchブロック

メソッド内で例外をキャッチし、適切なエラーハンドリングを行います

try {
    // メソッド呼び出しや処理
} catch (NullPointerException e) {
    // エラーの処理
}

デフォルト値の使用

nullの場合にデフォルト値を使用することで、NullPointerExceptionを回避できます

String value = possiblyNullValue != null ? possiblyNullValue : "default";

JavaでNullPointerExceptionを防ぐためには、適切なnullチェックや安全な操作、ライブラリの活用、エラーハンドリング、デフォルト値の利用などが重要です

また、プログラムの設計段階でnullポインタ例外を回避するために、デザインパターンやベストプラクティスに沿ったコーディングを心がけることも大切です

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